羅生門ツールで作ったファイルをUnityPackageで配布する

主にクリエイターさん向け記事になります。
羅生門ツールで取り出したものを、UnityPackageでまとめて配布する方法です。
マテリアル設定がついたまま配布できるので、利用者はVroidStudioを使わずそのまま着せ替えができます。

※当然ながら、配布するパッケージには自分が作った物以外を含めないようにしてください。
髪を配布するときの髪テクスチャとかうっかりしがちです!
(Vroidデフォルトのものは大丈夫

羅生門ツールで取り出したものをPrefabにする

onepieceという名前のVRMをインポートして、下人モードで取り出したところです。 Hierarcyのオブジェクトを、Projectにドラッグアンドドロップすると、アイコンが青くなりPrefab化されます。

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いらないファイルとフォルダを削除する

まず、これらを丸ごと削除します。

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下人モードの場合

Materialsのなかのいらないものを削除する

Eye,Face,Hairとついているものを削除します

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Texturesのなかのいらないものを削除する

Eye,Face,hairとついているものを削除します
Thumbnailも不要です
MatCapもHairとついているほうは不要です

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老婆モードの場合

Materialsのなかのいらないものを削除する

Hiarとついているもの以外を全部削除します

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Texturesのなかのいらないものを削除する

Hiarとついているもの以外を全部削除します
Thumbnailも不要です
MatCapもHairとついていないほうは不要です

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配布するものを一つのフォルダにまとめる

めちゃくちゃすっきりしたのがこちらです

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このうち、ツール等を含まない、onepieceとついているものだけを一つのフォルダにまとめましょう

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UnityPackageの作成

Projectで何も選択していない状態で、 Unity画面上部のメニューから、Assets→Export Packageを選択します

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一番下の「Include dependencies」のチェックを外して、
「None」を押します

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先ほど作ったOnepieceフォルダにチェックを入れます (フォルダにチェックを入れると、中身も自動でつきます

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シェーダーについて

羅生門ツールではぎ取ったものはMToonシェーダーを使用しており、 MToonシェーダーはUniVRMのパッケージに含まれています。

こちらのページからuniVRMのunityPackageを別途ダウンロードしてもらう案内をしてください。

github.com

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もし配布物にUniVRMをシェーダーを同梱する場合は、Export設定でVRMフォルダにもチェックを入れてください。

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同梱する場合、利用者がプロジェクトにすでにuniVRMインポート済みの場合は、配布物のUnityPackageをインポートする時にチェックを外す案内をする必要があります。
(二重インポートはたまにトラブルになります)

UnityPackageを保存

チェックを入れ終わったら、右下のExpoteボタンを押して完了です。

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新しいプロジェクトでインポートのテストなどをしてから配布してください。